多焦点眼内レンズの種類と特徴


レンズの種類により、光学的な特性の違いで見え方の質に特徴があります。


クラレオン パンオプティクス AcrySof IQ PanOptix

 
欧州で先行発売され、臨床評価が高くトップシェアとなっている3焦点の多焦点眼内レンズ「パンオプティクス」を改良した眼内レンズです。日本では2022年1月に厚労省の認可を受けて選定医療での給付が受けられるようになりました。従来の2焦点レンズではピントが遠方と近方にわかれるため、中間距離の見え方が弱くなってしまうことが問題でしたが、3焦点レンズでは遠方、中間距離、近方に焦点を配分することで、その弱点をカバーして、より自然な見え方になります。

他社の3焦点レンズが「∞・80cm・40cm」で中間が80cmにピントのピークがあるのに対し、パンオプティクスはENLIGHTEN™ 光学テクノロジーにより、「∞・60cm・40cm」で中間が60cmにピントのピークがるため、40~80 cmの連続した焦点距離の見え方の質が良いように設計されています。コンピュータ作業、スマートフォンの使用、料理、本やメニューを読む、携帯型ゲームで遊ぶといったことが、より快適にしやすいように配慮されています。




 
 

 
パンオプティクス
(3焦点 遠・中・近)


 
アクティブフォーカス
(2焦点 遠・中)


 
レストア
(2焦点 遠・近)
アクリソフIQ
(単焦点レンズ)
レンティスMプラス
(分節屈折型2焦点
テクニスシンフォニー
(エシュレット回折・焦点拡張)